令和6年 9月定例会 一般質問

9月定例会 「一般質問」

議員にならせていただいてから一般質問するのは今回で4回目。
今回は大綱3点について質問をさせていただきました。

まず1点目は、
「スポーツ振興について」
今年の7月26日に”パリオリンピック2024”が開会し、
全32競技、329種目で競われ、日本代表選手も世界の大舞台で活躍してくれました。
また、”パリパラリンピック2024”においても、日本を代表し全力で戦っている姿は、
多くの日本国民に感動を届けてくれました。

さらには、今年の夏は”木更津総合高校”が、6年ぶり8回目の甲子園出場を果たし、
木更津市民にとっても熱い夏になりました。

改めてスポーツの素晴らしさを感じたとともに、
一人でも多くの方にスポーツの楽しさや魅力に触れ合っていただきたいと思いました。

そうした中で「江川総合運動場の野球場・サッカー場」について質問をしました。

「利用状況について」
野球場に関しては、令和5年度は1万563人、令和6年度7月末時点で、3千120人
サッカー場は、令和5年度は1万3千258人、令和6年度7月末時点で、5千590人

「利用者の声について」
施設の利用者からは、野球場においては硬式野球での利用が可能なことや、
電光掲示板の見やすさについて好評をいただいているとのこと。
サッカー場においては、綺麗な人工芝で天候関係無く利用できる事がいい。
一方で、自動販売機設置の要望やサッカー場の進入路が分かりにくいとの声が届いている。

「施設の利便性向上について
利用者からご意見をいただいた自動販売機の設置については、熱中症予防対策として
必要であると判断したことから、7月にサッカー場へ設置をした。
サッカー場の進入路の案内板については、今年度に設置予定。
今後は利用者の目線に立ちながら、必要に応じた対策を講じていくとのこと。

今回、僕の質問の意図としては、
江川総合運動場の野球場、サッカー場ともに平日の利用が少なく、
施設を持て余してしまっている現状があります。
もちろん普段は学生は学校があり、社会人の方の多くは勤務されていることから
難しいことだとは思いますが、もっと多くの方に利用していただきたいと思っています。

江川総合運動場のサッカー場においては、木更津飛行場に隣接していることから、
光や高さの規制があり、ナイター照明の設置が難しい事が現状の課題としてあるので、
平日の日中利用を促進を図るために、幼稚園や保育園、また学校関係に利用して欲しいことや、
子育て世代の方や高齢者の方に無料開放日を設けるなど意見を述べさせていただきました。

野球場はグラウンドの整備関係もあるので難しい面もあるとは思いますが、
人工芝のサッカー場においては、日常の整備は基本的に必要無いので比較的ハードルは低いと思います。

また、要望としてサッカー場に観覧席を設けてほしいことも述べました。
これには、スポーツを「観る」という一つの文化を地域に根付かせてほしいという思いから
要望をしました。

2点目は、「内房総アートフェスについて」

千葉県誕生150周年記念事業の一環として開催された「内房総アートフェス」は、
木更津市をはじめ、市原市・君津市・袖ケ浦市・富津市の5市で広域連携事業として
開催されました。
そこで、このイベントの来場者数、収支状況、経済波及効果、
また、本市の負担額である5600万円が各市の負担割合も含めて妥当であったのか質問をしました。

来場者数」→ 21万1千300人  (木更津市へは、約4万2千人)
「経済波及効果」→ 30億690万円

「他の芸術祭を参考に、総事業費を7億6千万円と算出。
その上で、5市の負担金額を2億7千2百万円と見込んだ。
この金額を、各市における事業規模で割返したコンテンツ割、及び人口割で按分した。
その結果が、本市負担金額が5千6百万円と設定されたことから適切な積算だった。」
との答弁をいただいた。

内房総アートフェスのアンケート結果では、9割を超える方々から、
「満足だった」との回答を頂けたということでした。

この結果を見れば、成功だったと思うけど、実際問題として僕の近くの方々からは、
「どんなイベントか分からなかった」
「いつからやっていたのか」
「木更津でやっていたの?」

といった声も多く聞かれました。
5市連携で広域的に開催したことでイベントの”周知”がぼやけてしまっていたのかなと感じました。
今後は継続的に開催するかはまだ未定とのことですが、
もし同様のイベント等が開催することになった時には、
周知を徹底していただくよう要望させていただきました。

3点目は、「若い世代への情報発信について」
近年、”若者の政治離れ”というワードを耳にします。
同年代の方と話をしていても、政治や市政への関心は低く、
なぜ関心が無いのか?と尋ねると「別世界のように感じる」「市役所は堅苦しいイメージ」
といった声が多く聞かれます。
そのようなイメージから、若い世代が行政と繋がる事が遠く感じ、
ひいては選挙における”若い世代の投票率の低下”や、
6月定例会での近藤議員が質問で触れていた”自治会加入率”の低下にも
影響しているのではないかと感じます。

”若い世代に向けた情報発信力の強化”は、若い世代の方が行政と繋がりを感じてもらうためには、
現代社会において非常に重要だと感じます。
その中で、現在市では、広報きさらづをはじめ、市ホームページ、
市公式X、市公式Facebook、YouTubeと、今年2月から導入された市公式LINEを活用しています。

NHK放送文化研究所が2022年に、
「世の中の人たちがどのSNSを利用しているか」という調査を行ったところ、

16歳〜29歳でのSNS利用率は、XとInstagramがともに66%
次いで、TikTokが28%、Facebookが8%となっています。

また、30代では、Instagramが42%でトップ、2番目がXで39%、
3番目がFacebookで17%、4番目がTikTokで5%。

40代においても30代と同じ順位となっていて、X、Instagramの利用率が高い事が分かります。

木更津市においてはすでにXを導入しているので、
若い世代の方々の多くが利用しているInstagramも導入して欲しいということを要望しました。

その答弁として、
「若年層の利用率が高いInstagramの活用に取り組む」
との前向きな答弁をいただけました。

SNSを魅力的なアカウントにしていただいて、
少しでも多くの方に市の情報が届くといいなと思います。

また、市外の方々にも木更津市の魅力を積極的に発信し、
観光客の増加、転入者の増加に繋げていくことも”地域活性化”に向けた一つの手段だと思います。

9月定例会の一般質問ではざっくりとにはなってしまいますが、
以上のような質問をさせていただきました。

引き続き、議員活動をさせていただけることに感謝の気持ちを忘れずに、
立派な議員に成長していけるように頑張りたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

吉田 まきと

 

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