初めての”一般質問”

『緊張しまくりの9月定例会』

8月30日(水) 15:30から議員にならせていただいてから初めての一般質問をさせていただきました。

今回僕が質問したことは大綱3点。

まず1つ目は

『若い世代の政治関心』について

今年の4月に僕も市議会議員選挙を初めて経験し、若い方とお話する機会も多くありましたが、

高齢の方に比べ、政治への興味・関心が圧倒的に薄いように肌で感じました。

やはり高齢の方だけが興味・関心を示し、選挙に行けば若い世代の声は届きにくくなってしまうと思います。

木更津市の人口は13万6千人で、全国的な人口減少時代においても僅かながらではありますが増え続けています。

アクアラインがあることで都心への交通アクセスに優れ、海や山という自然環境にも恵まれていることから、

多くの方々に木更津市の魅力が伝わりつつあり、移住者も増えている現状です。

新しく住み始めていただいてる方も含めて、多くの市民の皆様に市政への関心を持っていただくこと、

また、市民の多様な意見を把握し、市政に活かせる仕組みがあるのか質問をさせていてだきました。

 

市としては、市民と行政が協力して魅力的なまちづくりをするために、市民が積極的に市政に参加できるよう、

意見公募や市民アンケート、ワークショップなどを通じて意見を集め事業実施につなげてきた。

また、今年度より新たにインターネット上で、いつでも気軽に意見やアイデアを投稿し、議論出来る場を作った。

とのご答弁をいただきました。

若い世代へのアプローチとしては、出前講座をこれからも積極的に行なっていくこと、

また、中学校や高校の生徒会役員選挙の時に少しでも選挙を身近に感じてもらえるように、

本物の選挙機材の貸し出しもしている。そのほかにも、選挙啓発ポスターや、標語、チラシの配布などをしており、

若い世代へのアプローチは今後の重要な課題だと認識しているとのご答弁をいただきました。

 

続いて2点目は

『スポーツを通じたまちづくり』について

ご存知の方もいると思いますが、僕は小さい頃からサッカーをやっていて、努力することの大切さや、

物事を簡単に諦めないこと、仲間を大事にすることなどサッカーという1つのスポーツを通じて学ばせていただきました。

高校を卒業してから昨年までの12年間、プロサッカー選手として6つのクラブに所属して、

試合などを通じて様々な地域で街と”スポーツの在り方”を見てきました。

街全体にスポーツが根付いているところでは、スポーツそのものが地域の方々の”生きがい”となっている姿も見てきました。

今年3月に行われたWBCでは、侍ジャパンが世界一に輝き、あの眩しい姿は多くの日本国民に勇気と感動を

与えてくれたことは記憶に新しいことと思います。

スポーツの楽しみ方は自分自身がプレーをすることだけでなく、”観て”応援することでも感動を味わうことができ、

日々の活力にもつながるものだと僕は思っています。

また、スポーツは健康・体力づくりの面においてもものすごく重要なことだと思っています。

”人生100年時代”と

良く言われるようになりましたけど、平均寿命と共に”健康寿命”の延伸のためにも

スポーツの力が必要になってくるものだと僕は感じています。

 

令和4年3月に行われた『木更津市スポーツに関する意識調査』によると、市民の週1回以上のスポーツ実施率は

”34%”という結果があります。素直にこんなに低いのかと驚きました。

今後スポーツ実施率向上を図るには、もっと多くの方々にスポーツの魅力や効果を知っていただき、

習慣づけていただくために多彩なスポーツイベントを継続的に開催するなど、

運動に興味を持ってもらえるようにしていく必要があると思い、市の今後の取り組みについてお聞きしました。

 

市としては、『いつでも』『どこでも』『いつまでも』市民の誰もが参加できるスポーツ大会や、

スポーツ教室、イベントを開催していくことで幅広い世代に機会の充実を図っていく。

令和9年度にはスポーツ実施率70%を目標に掲げ、各施策の強化をしていくとお答えいただきました。

 

また、個人的にも気になっているスタジアム案件についてもお聞きしたところ、

現段階では独立採算事業としては難しいとのこと。(物価上昇や社会情勢も含めて)

ただ一方ではスポーツチームからは高いスタジアム利用ニーズがあること、事業への参画意向がある団体があることから、

近隣施設との連携を含めた施設の活用が期待できる”可能性”があるとの報告をされている。

今後は、民間主導でのスタジアム整備への検討が始められることになったことからも、

市としては状況に応じて連携・協力をしていくとのお答えでした。

 

続いて3点目は

『体育・スポーツを通じた人づくり』について

僕自身、幼少期からサッカーという一つのスポーツを通じて心身ともに鍛えられたことで、

辛いことや苦しいことでも乗り越えられる精神力、健康に過ごすことができる体力、さらに様々な人と出会い、

関わりを持つなかで、社会性も学ぶことができたと感じています。

しかし、数年に渡り新型コロナの影響で、学校教育を含めて様々な場面で子供たちが運動やスポーツをする機会が

奪われていて、体力低下に結びついているのではないかと思っています。

自分も通ってきた道でもあるけれど、育成年代の子供は心肺機能や骨形成、神経や筋肉も急速に発達していく時期であり、

子供たちが将来健康で、豊かな人生を送るためにもこの課題を解決していく必要があると思います。

また令和7年度を目標に、休日の部活動を地域に行こう出来るようにするという『部活動の地域移行』の件についても

触れさせていただきました。僕はこの問題も物凄く重要な課題だと思っています。

移行することで各家庭の経済格差や、指導者、活動場所の問題もあり、

スポーツ離れがより一層加速してしまうのではないかと心配になります。

教員の負担軽減を目的として始まった話だとは理解しているけれど、それだけではなく受け皿づくり、

指導者の育成等の課題があるなかで、『部活動地域移行の総括的課題』についても合わせてお聞きしました。

 

お答えとして、

千葉県体力・運動能力調査の結果では、令和元年度から令和4年度にかけて木更津市においても

小中学校男女ともに多くの種目で平均値が低下しているとのこと。

健康面においても肥満である生徒が増加していて、どの学年・性別においても高い数値だということ。

部活動地域移行の総括的課題については、適切な指導者や活動場所の確保、保護者の経済的負担、

教員の関わり方、運動・スポーツに接する機会が失われれる生徒が多くなることへの懸念がある。

本年3月に行なった意識調査(地域移行後の部活動に期待すること)の結果では、

小学生の回答では『友達と一緒に活動できること』『より専門的な技術指導を受けられる』

『勝つことよりも自分のペースで楽しく活動できる』などの声があった。

保護者からは『家から近い場所で活動させたい』との意見があったとのことでした。

 

ざっとにはなってしまいましたが、今回の初めての一般質問はすごく緊張しました。

自分の中で少しではありますが、成長できたようにも感じます。

それでもまだ一歩。

この議場にいる人の中では人生経験が一番浅いですが、若者らしく、新人らしく精一杯頑張りたいと思います。

 

吉田 まきと

 

 

 

 

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